■催眠のイメージ
催眠と聞くと、よくテレビで見る、いきなりタレントさんがニワトリになったり、レモンを甘いといって食べたり、体が硬直して一歩も動けなくなったり、といったシーンを思い浮かべる方が多いかもしれません。
このようなことは、催眠をおもしろおかしく娯楽として見せる催眠術ショーや超神秘的な力を持つ催眠術師が登場する映画や小説のなかでしか起こりえません。
催眠術と、催眠療法では、実はやりかたが全く違うのです。似て非なるものなのです。
これは、なぜかと言えば、目的が違うからです。
催眠術は、人に見せること、ショーとしての興行が目的ですから、おもしろい現象ばかりにクローズアップして、技術が作られてきたのですが、催眠療法は、主に治療が目的だったため、治療に特化して進化してきたわけです。
ですから、 実際の催眠はこのような催眠ショーのイメージとはかなり違っています。
■催眠状態について
催眠状態のことを心理学では、変性意識状態またはトランス状態と呼んでいますが、こういう言葉を聞くと催眠状態って何か特別なことだと思われるかもしれません。
でも、私たちは、日常生活の中で、普段から催眠状態を経験しているってご存知でしたか?
催眠状態というのは、ひとつのことに意識が集中して、ほかの事に意識が向いていない状態のことをいいます。
あるいは、うとうとと眠りかけのとき、半分眠ったような状態を指すこともあります。
要するに、顕在意識と言われている理性が働きにくくなっている状態のことなのです。
例えば、本に熱中していて、降りる駅を乗り過ごしてしまった、テレビに夢中になって、家族に話しかけられているのに気づかなかった、というような経験はありませんか?
きっと、誰にでもそういう経験はあることだと思います。
実はこれも一種の催眠状態なのです。ですから実際に催眠状態に誘導されても意識はしっかりとあるということです。嫌なことは嫌とはっきりと拒否できるのです。
催眠状態にはほとんど眠りに近い状態から、普通に起きているのと変わらない状態まで様々なレベルがあります。また催眠状態では心理的・生理的に様々な変化が起こってきます。
心理的には、普段よりも受け身的になり、心の緊張がほぐれ心の奥底に押し込めていた記憶や気持ちを思い出しやすくなります。また、とても暗示を受け入れやすい状態になります。
身体への影響としては、バランスが悪くなっている生理的な調整機能を正常な状態に戻すという、自然治癒力を引き出す効果もあると言われています。
そのようなことから、日常の忙しい状態から離れ、ゆったりとした雰囲気で、リラックスして催眠状態に導かれるだけでも、とても有益なことであるということです。
そのような状態を利用して行う心理療法がヒプノセラピーなのです。
ヒプノセラピーには年齢退行を行って今抱えている問題の原因となっている過去の出来事へさかのぼっていく退行療法と呼ばれるやりかたと、退行を使わない療法とがあります。
どちらも催眠状態を利用して癖や習慣を変えたり、問題の軽減・改善を図ったりする方法として使われています。ホリスティック・セラピーハウス SINBIでは、カウンセリングを行い、その方にいちばんふさわしい方法で各種心理セラピーを施していきます。
ヒプノセラピーなどの心理セラピーによる効果としては以下のようなものが上げられます。
- 対人関係
- 対人恐怖
- 親子関係
- 職場での人間関係
- 習慣や癖の除去・改善
- 喫煙
- 食に関する問題
- あがり性
- 過度の緊張
- よい習慣の獲得
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- 心身の悩みの解消
- 倦怠感
- ダイエット
- 不安
- 恐れ
- 性格・自己イメージの改善
- 自己イメージの改善
- 積極性の獲得
- 自己の開発と発見
- 潜在能力
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- 集中力
- やる気の向上
- 新しい発想
- コミュニケーション能力
- イメージトレーニング
- ストレスの軽減
- 自己コントロール
- 願望達成
- 自己啓発
- 自己探求
- 自己実現
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