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アルコール依存症

アルコール依存症は依存症の中でもいちばん恐い!!
早めに恐さに気づいて的確な対処を!!

アルコール依存症は、ただアルコールをやめればいいといったものではありません。
アルコール依存症者は、人生を見直して自分自身を再構築していくことが必要です。

アルコール依存症とは

アルコール依存症とは、長年の飲酒により、脳の神経細胞にある種の変化が起こり、飲酒量のコントロールが効かなくなり、より大量に飲むようになった結果、身体的、精神的、社会的に破滅に至ってしまう病気です。

ですので、ある程度以上の量のアルコールをある期間以上飲めば、誰でもアルコール依存症になる可能性があります。そのおよその目安は、1日につき清酒換算で3~4合以上のアルコールをほぼ毎日10年から15年続けた場合の飲酒量と言われています。
ただ、この量には個人差はあるものです。

私たちの身体にとってアルコールは毒

私たちの身体を形作っている細胞にとってアルコールは、実は“毒”なのです。アルコールを摂取すると、まず口腔咽頭から始まって、食道、胃、十二指腸などの粘膜が影響を受けます。
続いて胃や腸から吸収されたアルコールは血液の流れに乗って全身の臓器にくまなく回り、各臓器を構成する細胞に複雑なメカニズムを経て障害を引き起こしていきます。
さらにアルコールを分解する過程で出来るアセトアルデヒドという物質も、細胞への強い毒性を持っています。もし飲酒が時々で量も少なければ、身体への悪影響は見過ごされますが、常習飲酒家(平均3合以上の飲酒を5年以上続けている人)になると、身体各臓器への影響は無視できなくなり、アルコール依存症ともなれば肝臓を代表とする各臓器に障害を引き起こし、いずれは命を落とすことになります。
20代から飲み始めてアルコール依存症になった人の平均寿命は52、3歳と言われています。恐ろしいものです。

アルコールは脳に悪影響を与える

身体への影響は脳も例外ではありません。
アルコールの脳に対する直接の作用としては、中枢神経系への抑制作用を示します。少量の飲酒では大脳の新皮質がまず影響を受けます。
大脳新皮質は通常大脳旧皮質の機能を抑制するように働いています。

でも、アルコールによって新皮質が麻痺すると、旧皮質の活動が活発になり軽い興奮状態になります。アルコールを飲むと上機嫌になり、はめをはずしたりするのはこのためです。
でも、血中アルコール濃度が上がるにつれ旧皮質や脳幹部も抑制され、意識の混濁や運動失調を起こすようになり、最後は意識をなくしてしまいます。もしイッキ飲みなどで急速にアルコールの血中濃度が上がると、急激に脳の機能が抑制され、急性アルコール中毒となり、最悪の場合は死に至ることになります。

また、アルコール依存症となった人が酒をやめたり減らしたりすると、手の震えや不眠、発汗などの症状が現れることがよくある。
ひどい場合には幻覚やけいれん発作なども起こす。
このような症状を離脱症状と呼びますが、これは毎日のように飲酒することでアルコール漬けになっている身体が、アルコールが抜けることで一時的に神経のバランスを崩すために起こるものです。神経系が一種の興奮状態になるのです。
長年のアルコール摂取によって脳が変化していることが分かります。

アルコール依存症は上手にお酒を飲めない身体へ

このようなアルコールに対する身体の反応の変化は、残念ながら元には戻りません。その人の体質のようになってしまうのです。
だから何年断酒していてもひとたび飲酒すれば、間もなく昔のひどい飲み方に戻ってしまいます。
アルコール依存症者が生きていくには、“もう上手には飲めない身体になってしまった”という自分の身体の変化を、まず受け入れなければならないのです。

1994年にWHO(世界保健機関)は、「これ以下であれば何の害もなく飲めるという最低限の量は存在しない」という飲酒に関する重大警告を出しています。
身体への影響を考えると、飲酒量は少なければ少ないほど安全です。

アルコール依存症の予後は決して楽観できるものではありません。
多くの報告では10年後に3~4割の患者が亡くなっています。
死亡率が4割という病気は癌に匹敵すると考えてよいでしょう。それほどアルコール依存症は致命的な病気なのです。

アルコール依存症治療の3本柱とは

アルコール依存症と診断された人は、継続的な治療が必要になります。
断酒が不可欠ですが、依存症者がそれを継続するのは極めて困難です。
アルコール依存症治療の3本柱といわれる法則があります。
①通院の継続、②抗酒剤の服用、③ミーティング(自助グループを含む)への参加です。

最悪の状態になる前に早めの対処を!!

断酒会もAAも断酒をすることにとどまらず「生き方の問題」を取り上げています。アルコールをやめるだけでは問題は解決しないのです。
アルコール依存症者は、素面で生きられなかったところに問題があったのです。
ですので、その生き方を変えて成長していくことが大切になります。断酒は新しい生き方をするための手段に過ぎません。

アルコール依存症者の多くは、当然医療が自分の病気を治してくれるものと期待して病院やクリニックに通っています。
ところがクリニックの治療では、点滴や投薬によって急性期の身体的、精神的な症状を抑えることはできますが、アルコール依存症の本質的な生き方の問題は、変えてくれるものではありません。

生き方を変えていくためには、ミーティングに参加したり、カウンセリングを受けるなどの自己変革の努力が必要となってくるのです。

(参考文献:アルコール依存症の治療と回復 慈友クリニックの実践)

アダルト・チルドレンと依存症の克服へのプロセス

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