ギャンブル依存症だけではなく、様々な依存症を助長する源となっているのが、“アダルト・チルドレン”です。
アダルト・チルドレンは、機能不全家族の下で育った子どもたちです。「機能不全家族の下で育った子供は高い確率で依存症になる」という現象がはっきりと認められています。成長の過程で親の依存症や暴力、虐待に苦しめられた子供は親と同じように依存症になる可能性が高いと、明確に証明されているのです。
機能不全家族の下で育った子供は我慢強く聞き分けがよく、素直な子が多いものです。
それは、そうしなければ生きていけなかったという家庭環境がそうさせているものです。
いつも、親の目を気にして育ってきたので、同じように人の目を気にしてしまいます。
他の人からどのように思われているのだろう?
自分の意見なんて怖くてとても言えない!
自分の素直な気持を抑圧してしまう!
嫌われてしまったらどうしよう!
といったような思いを抱えてしまっています。
そして、とても自分に対して否定的です。
自分はダメなんだ!!
自分には価値がないんだ!!
自分は何も出来ない!
と、自分に自信がなくて、行動ができません。
これが依存体質へと繋がっていく本質的なところです。
心の隙間を埋めてくれるもの、それが物質的なものなら麻薬などの薬物やアルコール、過食などの依存へ、行動ならギャンブル、買い物セックスなどの依存へと繋がっていくのです。
機能不全家族の下で育った子供は精神的に脆く、依存物質に頼ってしまった結果、現状から逃れられる唯一の逃げ場がアルコールやギャンブル・薬物・過食などの依存なのです。
アダルト・チルドレンからの回復ためには、親を責めても何の解決にもなりません。
アダルト・チルドレンから抜け出していくためには、まずそこに気づき、自分自身に向き合って取り組んでいくということが大切です。
傷ついた子ども時代を認め,どうして傷ついたのか、どうして欲しかったのかを知り、成長を止めてしまった傷ついた子どもを癒し成長させていくということが大切です。
そのためのお薦めのワークが、インナーチャイルドワークです。
親との関係、そして子どもの自分を成長した大人の自分の目で見ていくということをワークしていきます。
親を赦し、自分自身を受け容れていき、本当の自分を取り戻していくということをこのワークを通しておこなっていきます。
詳しくは下記アダルト・チルドレンと依存症の克服へのプロセスをご覧ください。