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アダルトチルドレンと共依存

アダルトチルドレンと共依存というものはとても深い関係にあるものです。
共依存がアダルトチルドレンの依存体質の源とも言えるのかもしれません。
依存せずには不安だし、とても恐かったり、心細くなってしまう。
また、逃げ出したい!! 忘れてしまいたい!! 考えたくない!!
といったような気持ちに支配されてしまう場合もあります。
ここでは、そのような気持ちの原点とも言える、共依存について絞って見ていきたいと思います。

共依存とはどのようなもの

共依存とは、自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存する、その人間関係に囚われている状態を指します。

共依存の人は、自分嫌いで、自信がなくて、自尊心が低いので、相手から依存されると、そこに無意識のうちに自分の存在価値を見出して、そこに共依存関係をつくりだしてしまいます。

自分には価値がない、存在している意味がない、と思ってしまっている人が多く、何か頼るものがないと生きていけないといった内面の弱さを大きく抱えてしまっています。

アルコール依存と共依存

共依存の典型として、よくアルコール依存者のいる家族があげられます。

アルコール依存症患者が家族に依存し、また、介護する家族も患者に依存するために、その依存関係の環境が持続してしまうというものです。

それは、どのようなことかというと、アルコール依存の夫は妻に多くの迷惑をかけてしまうのですが、妻は夫を世話することに自分の価値を見出しているといったようなものです。

このような共依存は、患者が自立する機会を阻害してしまったり、家族もまたアルコール依存症患者を回復させるような方向性を拒んでしまったりするケースが現れてきます。

ある意味、お互い弱さを支え合ういい夫婦とも捉えられますが、その支え合いが、結局は傷の舐め合いになってしまったり、依存症の悪化を増幅する結果に陥ってしまうというところで、お互いの弱さ故に、いい方向へ向かうことができなくなってしまうものです。

様々な共依存関係

先に例に挙げたアルコール依存症患者との関係が共依存としては典型的なものなのですが、共依存には様々なタイプのものがあります。

その様々な依存関係のタイプのひとつの共通項として、ある人間関係に囚われてしまって、そこから逃れられない状態に陥ってしまうというものがあります。

例えば、DVなどがその典型的なものです。暴力を振るう夫とそれに耐える妻の関係というものです。夫が暴力を振るって辛い思いをしているのであればそこから離れればいいものがなかなか離れないというものです。

また、摂食障害やうつ病の患者などでもありがちなのですが、支配的な母親と愛されたい子どもの関係です。子どもは母親に愛されないと生きていけませんので、基本的には母親に好かれるように行動します。母親が支配的であっても、生活力のない弱い子どもはそれに従わざるを得なくなってしまいます。

そのようなことから、特によくあるのが、母親と娘の間での共依存関係です。

そして、そのような共依存関係で育った子どもが成長して大人になって、今度は恋人と共依存関係になってしまうということがよく起きてきてしまいます。相手から愛されることが目的となってしまっている恋愛関係です。

そのようにして更に、結婚して子どもができると、自分の娘との間にまた共依存関係をつくってしまうという世代間伝達が起きてしまうということもよくあることです。

共依存の問題の本質

共依存者は、自尊心が低く、まだ成長しきれていない未熟な自分を抱えてしまっている場合が多いものです。よくそれは、大人になりきれていない子どもの自分=インナーチャイルドと言われているものです。傷ついて成長を止めてしまった子どもの自分です。

また、パーソナリティ障害を抱えてしまっているような場合も多いと言われています。それは、共依存者も被共依存者も、自分に価値を見いだせないところから他者の価値に依存してしまう傾向が強いからです。そこにも、何らかの弱い自分を抱えてしまっています。

それが如術に現れるのが、やはりアルコール依存症の家族です。

アルコール依存症の患者を抱える家族では、アルコール依存を認めるような傾向があり、それが、かえって患者のアルコール飲酒をさらに深めてしまったりしています。

また、両親が自分の評価を高めるために子供を利用したりするということがよくあります。そのようなことがあると、子どもは、大人になっても、両親からなかなか離れていくことができなくなってしまいます。これは、親がアダルトチルドレンで、そしてその子どももアダルトチルドレンへと陥っていってしまうというようなケースです。

共依存の問題の本質は、依存体質にあります。

依存体質というのは、心の奥深くに傷を抱え、自分に自信がなく、子どもの頃の満たされない気持ちから、大人になりきれない子どもの自分を抱えてしまっているような状態で、他のものに頼ったり拠り所としたりせずには、自分をバランスよく保つことができなくなってしまっているような状態の体質を指します。

それが、アダルトチルドレンの特徴として、とても顕著に顕れてくるところでもあります。

アダルト・チルドレンと依存症の克服へのプロセス

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